人事労務領域の


プロフェッショナルに。

HR本部

十文字 岳

2018年入社

文学部卒業

現場経験で、仕事の「軸」をつかんだ。

就活では、漠然と「人の役に立てる業界に入りたい」という想いがありました。祖母の介護でケアマネさんにすごくお世話になった様子を見てきたことも一つのきっかけです。多くの企業を見た中、ニチイなら総合職として幅広く経験が積めると考え、入社しました。

最初の勤務はグループホームで、認知症の入居者の方を介助する仕事を担当。わからないことばかりでしたが、周りの先輩方が優しく、わからないところは聞けば教えていただける環境だったのがありがたかったです。何もかもこちらがやってしまうのではなく、それぞれの入居者の方ができる部分を活かしつつ、できない部分を補助するよう心がけていました。入居者の方やご家族から感謝される機会もあり、やりがいも感じましたね。今も覚えているのは、入居当初かなり不安定だった方がいらして、こちらもいろいろ工夫してその方に合った対応の仕方がわかってくると、徐々に落ち着いた雰囲気になって、「ありがとね」と笑っていただけたこと。人と向き合う仕事に決まった正解があるわけではないので、お相手の意思や好みを理解し、周りの意見も取り入れながら、正解を探していくことが大切だと実感しました。

現場を経験した1年半、目の前の業務に向き合ううちに、「働くってこういうことなんだ」と、遅まきながら自覚でき、主体的になれました。社会人として仕事をする「軸」ができた期間だったと思います。

異なるフィールドで、新たな学びを発見。

その後、現場から本社へ異動となり、人事を担当することに。従業員の給与が正しく支払われるように、勤怠のシステムや人材の登録システムなどを管理する仕事です。新しく入社した方や職務変更、異動などに応じてシステムに正しく反映されるかどうかをチェックしたり、管理に必要なデータを支店に配信し、個別の支給額について確認したりと、やることは多岐にわたります。また、ニチイでは賞与が6月と12月の年2回ありますので、前年度の評価をするための人事考課のデータを作成する業務も行っています。

繁忙期もありますし、システム変更などに伴って新しく覚えるべきことも増えて大変な部分もありますが、配属時からお世話になっている先輩もいらっしゃいますし、わからないことについてアドバイスをいただける機会が多く、ありがたく思っています。周りの皆さんは良い方が多いですし、それは入社前に受けた印象と変わりません。

3年と数ヶ月、人事の仕事をしていますが、その前に経験した介護の現場とまったく異なるフィールドで、新たな学びを得られていると感じます。介護現場には正解がなく、それを探すのも一つの楽しみでしたが、今は逆に数字という「絶対的な正解」があり、そこが大きな違いであり、追求すべきところ。ニチイは規模が大きな会社ですので、私が担当する介護部門だけで約34,000人の従業員がいます。私の仕事がすべての方の給与に直結していますので、そこをきちんと遂行するということが、仕事のやりがいにつながっています。

時代の変化に対応し、さらに知見を深めたい。

ここ一年、人事の勤怠・給与システムが新しくなったことで忙しい毎日を送っていますが、ニチイ全体で大きな変革期を迎えていると感じますね。より、時代に即した働き方ができるように、人事制度も従業員の労務管理も大きく進化しています。例えば、在宅勤務も始まりましたし、私自身もフレックス勤務を取り入れています。従業員にとって、働き方の選択肢は大きく広がったのではないでしょうか。

そんな中、私自身の目標は、変化にしっかり対応していきながら、人事労務領域の知見をより深めたいということ。現在担当している給与・勤怠管理の業務範疇では経験を積み、詳しくなれていると思いますが、将来的には保険なども含めた給与全般に関わっていけるようスキルアップしたいです。また、余力を見つけて、いずれは社労士の勉強などもしたいと考えています。人事労務においては、それぞれの企業独自の制度やルールと、どの企業においても共通する知識やスキルがありますので、両方を自分の知識として蓄え、これからの業務に活かしていこうと思います。

ある1日のスケジュール
10:00〜 出社し、メールをチェック。チャットでの質問に対応
10:30〜 支店に配信するデータや外部に提出するデータを作成
12:00〜 昼食
13:00〜 制度変更に関する社内打ち合せに参加。必要に応じて、他部署の調整などを行う。あわせてデータ作成を行いつつ、支店からの問い合わせがあればその都度対応
18:00 業務を終えて帰宅

学生の皆さんへ

ニチイは社会性の高い企業ですので、「人のためになる仕事がしたい」と思う方と一緒に働きたいなと思っています。私自身もそうでしたので。周りの方を見ても、皆さん入り口は様々だと思いますが、そこを目指して入社された方が多いのかなと思います。

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