社会の変化を捉え、
新たな発想を提言できる人に。
経理本部
山野 知愛
2019年入社
外国語学部卒業
「自分に何ができるか」を考え、実践する。
大学は外国語学部でグローバルにビジネスについて学びました。そして、2年のときに国内の企業で、3年のときにベトナムとインドの企業でインターンシップを経験。そこで、日本の「当たり前」とは違う生活環境を垣間見たことは、就活にも大きく影響しました。それ以前はずっと海外で働くことをめざしていたのですが、日本社会に貢献したいという想いが強くなったんです。日本は安心・安全と言われますが課題も多いですし、その課題は日本で育った自分たちにしか変えられないんじゃないか、特に少子高齢化の課題を解決したいと思うように。それが就活の軸となり、子どもからお年寄りまで幅広い世代と関われるニチイに入社しました。
入社後に配属されたのはグループホームで、入居者の身の回りの手伝いやレクリエーションなどを行う仕事でした。急に介護の現場に入ったことで、それまで頭で考えていたことと目の前の仕事とのギャップに戸惑いましたが、先輩方から様々なことを教えていただきました。自立支援を念頭に入れた適度なサポートをする、困ったときに相談していただけるよう丁寧に接して信頼関係を築く、といったことです。3年間の現場経験を通して、「自分が何をやりたいか」ではなく、「自分が持っているスキルや経験、性格や考え方を使って、どうすれば貢献できるか」を考える力がついたし、考えるための引き出しも増えたように思います。
現場での経験を活かし、つねに前向きに。
入社4年目から現在の経理本部に異動となり、仕事環境が一変。異動の理由を聞いたところ、現場で実際にどのような動きをしているのかが具体的に見える人の意見がほしいとのことでしたので、「現場の仕事がどのように数字となり、どういった変化が生まれるのか」という角度から貢献できるよう頑張りたいです。
とはいえ、経理の基本スキルを身につけることが先決なので、経費精算や勘定明細の外注費を処理したり、決算に向けてデータを集計したりと、実務を通して一つひとつ覚えている状況です。以前は数字を扱う仕事に苦手意識があったのですが、目の前の数字を追う前に「大枠」を捉えることが大切だと気づいて。まず全体を把握し、ズレがあったら細部を見ていくという方法です。苦手だと思い込むのではなく、「こんなふうに考えれば私にもできる」と発想できるようになったのも、介護での現場経験が活きていますね。
日々の業務で大切にしているのは、相手にできるだけ寄り添うこと。問い合わせに対して、単に解決方法だけを示すのではなく、相手の立場や想いを想像して、意図や経緯とともに解決方法を丁寧にお伝えすることで、少しずつ関係性が築けてきたと感じています。
「分析力×想像力」で、発想を生み出したい。
経理として求められるのは、日々の経理業務だけなく、どのように売上が変動したのか、どのような影響があるのかという部分まで把握し、そこに対してきちんと提言を行うこと。数字から傾向の変化に気づき、その要因を的確に把握できれば、迅速な対策が打てるようになる、その役割を期待されていると思います。
そのために、毎月の予算と実績を比較し、仮説を立ててプレゼンを行う報告会があります。例えば、「この地域は人口が少ないのに、居住系の介護施設は満床が保たれている」という事実に対して、どういった要因が考えられるか財務諸表から読み取れる数字の変化を基に仮説を立てて分析し、発表する場です。
現在の私はまだまだですが、この先、経理として自分なりの分析ができるよう、スキルアップしたいです。私自身の個性を出すなら、現場の気持ちや状況を想像する力も磨くことでしょうか。想像力を活かして検証ができれば、それは「発想」に変わると思うんです。新しいものを生み出すアイデアになったり、会社にとって変えるべきもの、必要なものが見えてきたり。そのためには、日々の業務を単なる作業と捉えず、目の前のことが何とつながっているのかを考えることが大事だと思っています。そして、常に変化に敏感でいること。今後、世の中がどうなるかわからないし、今あることが将来もずっとあるとは限りません。社会の変化をしっかり捉えて、より良くするために何をすべきか、積極的に発信できる人になりたいです。
9:00〜 | 出社し、メールチェックや経費精算などを行う。 |
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10:00〜 | 支店業務(請求に関するチェックなど)を行う。 |
12:00〜 | 昼食 |
13:00〜 | 残高確認や、他の事業部へ問い合わせ、支店からの質問・相談への対応など。 |
15:00〜 | 報告会に向けて、支店ごとの実績数値を分析。 |
17:15 | 業務を終えて帰宅 |